研究室の共通認識を確認したり、アップデートする目的で、研究のベースになる論文や、各自のテーマに関する最新の論文を、ゼミ形式で発表してもらっています。毎週の月曜日に、週例ミーティングと共に開催しています。学生の皆さんの発表の頻度は各自が前期と後期に1回ずつです。確認や研究上の興味に基づいた質疑を、積極的に行って頂くことを期待しています。
卒研生の研究テーマは前期の間に決まります。前期は研究テーマが決まっていない場合もあります。研究を進める上で、論文を読む力は必須です。教員や先輩からのお勧めもありますが、興味のある英語の論文を自ら選んで頂いて、その論文を用いて、論文を正確に読む練習をしてもらいます。先生方や先輩からフィードバックをもらい、論文というものを読む力を身につけてもらうことが目的です。後期は全員が研究テーマを決めていますので、自分の研究テーマに関連する論文をサーベイして、参考になりそうなものを紹介して頂きます。
論文読み会では、インプット(論文の前提、仮定、用いているモデル)とアウトプット(得られた成果、性質、結論)を意識して読んで、まとめて頂きます。インプットとアウトプットを繋ぐ詳細については、研究のゼミで後日に検討することがあります。
ゼミは毎週、学部生のゼミを木曜日に、院生のゼミを金曜日に行っています。月曜日から金曜日までの一週間分の進歩を報告してもらいつつ、教員だけでなく先輩たちからもコメント、助言、トライしたことへのフィードバックを貰って、翌週の研究活動に反映してもらえるようにしています。
金研究室は、次の学会や国際会議に定期的にコミットしています。
学生の皆さん各自が進めて頂いている研究を、その時期ごとの成果に分けて外部に発表しないのはとても勿体ないです。 院生の皆さんには毎年、どこかで発表して頂いています。 まずは進学後の春の日本品質管理学会の研究発表会で、研究発表できるように、卒業研究を頑張って欲しいです。 せっかく大学院に進学して頂くので、国内の学会だけでなく、国際的にも成果発表を逃さないようにしてもらうとよいとも考えています。 皆さんの先輩の学会発表の実績については、こちらをご覧ください。
学部生の皆さんは輪講やゼミと並行して、就職活動や大学院試験の準備などを行います。 基本的には進路に関わることを優先して欲しいと考えています。 でも、皆さんが大学を卒業、また大学院を修了した後では、1つのことに専念できることはありません。 幾つかのプロジェクトに並行して関わったり、あるプロジェクトはメインで、また別のプロジェクトはアドバイス的な立場で、それぞれ関わったりします。 その意味で、研究と就職活動、また研究と院試という2つぐらいの並行は、いい練習の機会です。 研究でも成果を出す準備を続けて欲しいですし、進路に関しても頑張って欲しいです。 4年生になって、新たなことが二つ、並行して進みますが、これを自分なりに進路に関する活動と研究のバランスを取る練習の機会と考えて頂き、どちらも成功するように、自ら工夫してみてください。もちろん、指導教員として、皆さんがバランスを取れない時には相談に乗ります。
そうして研究生活を進めて頂きながら、就職あるいは進学など、進路が確定した段階から、本格的に研究に取り組んでいただいています。
1類では例年、夏期休業中の9月の後半に卒業研究の中間発表会が開催されます。 前期輪講が終わり次第、自らの研究テーマを探すために論文を読んでいきます。 ここで発見したテーマを進めつつ、中間発表に臨みます。
中間発表が無事に終わると、本格的に自分のテーマについての研究のスタートです。
新規性が明確な現実社会に役立つ研究をしましょう。
ゼミは週一回行われ、一週間分の進歩を報告しつつ、フィードバックを頂き、研究の糧にします。
金研の大学院生は、二つの国際会議のいずれかに参加してもらっています。
また秋は学会シーズンでもあり、国内学会にも参加してもらっています。
学部生でもやる気があれば、参加できますので積極的に学会発表に至る研究成果を目指して下さい。
発表実績についてはこちらをご覧ください。