研究テーマについて

金研では、機械や社会インフラのメンテナンスやオペレーションに関する意思決定や最適化の研究が中心です。同じ研究手法は医療経済学において、治療方法や投薬の最適な選択にも用いられています。また最近、金融工学に関する共同研究も始めています。皆さんからの卒業研究に繋がるテーマの相談も大歓迎です。

  • 経済性プランニング
    • 定期点検の周期を可変にする研究 (国際会議ANQ2017で受賞)
    • 複数のメンテナンス手法を併用する研究
  • 情報の不確かさや変化を考慮した最適化
    • モニタリングの精度の不確かさの意思決定への影響の評価
    • 環境要因の劣化に及ぼす影響の評価
  • メンテナンス方策の最適化アルゴリズムの開発
    • 最適なメンテナンス方策の性質の検討
    • 単調性を活用したメンテナンス方策の最適化

卒業研究テーマの実績

2022年度

卒業論文
阿部くん部分観測可能な4状態劣化システムにおける閾値型保全方策
野本くんワイヤレスセンサネットワークの状態監視保全
丹生屋さんウィーナー過程に基づく劣化システムの修理を含めた保全計画

2021年度

卒業論文
糟谷くん劣化特性が不均一の劣化システムの最適保全方策
岩本くん多状態のワイヤレスセンサーの取替方策の拡張
泉脇くん異なる点検方式を考慮した場合の最適保全周期
池野谷くんk-out-of-nシステムのコントロールリミットポリシー

2020年度

卒業論文
芦澤くん負荷配分と保全の同時最適化問題
高田くん連続時間マルコフ過程の下でもオプションの価格付け
早崎さん2状態のワイヤレスセンサーネットの取替方策の最適化問題
藤岡くん修理時間を考慮した時間計画保全の最適周期についての研究

2019年度

卒業論文
石動丸くん部分観測可能なマルコフ決定過程によるアメリカンオプションの価格付けと投資戦略
源田くん監視装置の劣化を考慮した状態監視保全の最適方策
吉田くん幾何ブラウン運動に基づく劣化システムの最適保全方策

2018年度 

卒業論文
的場くん累積ショック量を考慮した劣化システムの保全に関する研究
小田嶋さん変化する環境下にあるシステムの機会保全に関する研究
小池さん保全研究と保全現場を繋ぐためのメンテンナンスプランナーの試作
櫻井くん部分観測マルコフ決定過程に基づく有価証券の評価と投資行動の考察

2017年度

修士論文
越智くん確率的に発生するショックを考慮した劣化システムの保全に関する研究
雪本くん完全点検と不完全点検を併用する柔軟なメンテナンス方式の計画
卒業論文
岩村くん待機ユニットが複数ある冗長システムの最適な順序に関する研究
安井くん完全点検と不完全点検を併用する柔軟なメンテナンス方式の計画

2016年度

修士論文
上野くん複数の故障メカニズムを考慮した状態監視と最適保全方策
小山くん完全点検と不完全点検を併用した複合的な点検計画に関する研究

2015年度

卒業論文
越智くんPOMDPモデルを用いた劣化システムの最適な点検間隔に関する研究
雪本くんワイブル回帰モデルを用いた予防保全に関する一考察

2014年度

卒業論文
上野くん状態監視におけるマルチコンポーネント劣化システムの最適保全方策
ウンダルマーさんPOMDPモデルを用いた劣化システムのコントロールリミット方策に関する研究
小山くん確率的に発生するショックを考慮した最適保全方策